配当調整


信用取引で信用売りを行っている時に配当が有ると、貸し株提供者に対して配当相当額を返さなければなりません。

この為配当調整金と言う名目で配当金相当額が差し引かれます。

他方現物買い・信用買は株主名簿の上の株主なので配当金が支払われます。

今までは配当調整と言う1科目で配当はプラス金額、配当調整金はマイナス金額として玉帳に記帳してきました。

配当調整金額


支払金額の配当調整金は配当全額が徴収されます。

他方受取金額の配当は所得税・地方税・復興何とか税として20数パーセントが天引きされます。

今までは、玉帳に記帳するだけで少額の事も有り余り気にしてきませんでしたが、最近、株主優待取りと言うのを試してみて分かってきたことがあります。

配当利子課税は所得税率が20数パーセントより低い時は差額が確定申告すれば還付されます。

更に配当調整金の場合は税金相当額を配当調整金の中で支払っているので経費として全額が還付の対象となるもののようです。

実際の還付申告の仕方はまだよく分からないので本当に戻ってくるかどうか今年の確定申告で試してみようと思います。


2021年4月追記


配当調整金は全額株式購入経費として損金算入が可能でした。
 
還付はされ無いけれど、株式の売却利益の有る時は利益課税額が削減されるので実質還付と同じです。

株式の売却利益の無い時は3年間繰り延べできるので回収できます。
3年間連続赤字の時は消滅かな?

これは一般口座の場合です。
特定口座の場合は証券会社が代行して還付されるとの説もありますが、実際はどうなんでしょうか?

特定口座での実例をご存じの方は教えていただきたくお願いします。

実際に支払いの有った配当に対する課税はについて、実際に確定申告を行ってみました。

国税庁の確定申告システムで、データーを打ち込んでみて

1、何もしない

  無申告で20%の天引きが確定。

2,総合課税

  一般の所得と配当所得総合して課税。
  一般所得の税率が20%以下なら差額が還付されます。
  但し配当所得分だけ総所得が増えるので、地方税や健康保険料・介護保険料等の負担額が変わってくる
  可能性があります

3,配当所得分離課税

  分離課税として配当所得だけに対する課税がされます。
  一般的に20%よりは少なくなるようです。

が自動計算されます。

2と3は、選択画面で切り替えると各々の場合の最終的な課税・還付金額が表示されるので何方か有利な方を選択して申告出来ます。

官庁のシステムとしてはよく出来た親切な機能です。
但し、そのような機能がある事がPRされていない、知らないので誰も使わないということで如何にも官庁のシステムです。

代わりにPRしておくので来年は皆さんも使ってみてください。
可成りの額の還付になるかも知れません。

令和3年確定申告(令和2年分)


国税庁の確定申告書等作成システムを調べてみましたが、どうも良く分かりません。

仕方ないので確定申告期限最終日に最寄りの税務署に行って質問をしてきました。

質問内容は、

「同じ銘柄を両建てで、現物保有・信用売りをしている時に配当があると、現物保有株には源泉徴収税額を差し引いた配当手取り額、信用売り株には源泉徴収税額相当分を含めた配当相当額全額が天引き徴収されるが、差し引き源泉徴収税額相当分が加重徴収なので源泉徴収税額の還付請求の国税庁確定申告書等作成システムへの入力方法」

こんなこと実際に行う納税者はまず居ないのでやむを得ないので、質問の意味が税務署員にも中々理解してもらえなかったですね。

ようやく、今事例が還付の対象となる事は税務署にも理解して貰えたが、扨そのシステム的対応が分かる署員がいない。

システムの専門家を呼んで来てくれたが、分かったことは信用売り株に対する配当調整金は株式取得の為の費用として計上できるということ。

この場合売買利益がある場合は配当調整金相当額が利益相殺されるので源泉徴収税額を含めて還付ではないが還元されることとなる。

売買利益が無い時は、売買損失として3年間繰り延べとなるが、3年間利益が出なかったら雲散霧消してしまいます。

それでは嫌なので、納付済みの源泉徴収税額の還付方法について継続質問したが、制度としては出来るはずだが申告方法は不明とのこと。

尚、源泉徴収税額の還付申告には確定申告書第一表所得金額等の雑所得の「その他」で申告できるとの非公開情報なのかな?を教えて呉れました。

この項目で申告が可能か試してみてくださいとのこと。

今後の課題ですね。

配当調整科目設定


配当の受領額と支払額を正しく区別計上する為に、今まで一つで運用していた売買区分の科目を「配当」と「配当調整」の2つ分割しました。
   


配当科目の計上


受け取りの配当額を売買区分を「信用・配当」としてプラスの金額で記帳します。

玉帳には資金・利益欄にプラス金額で表示されます。

支払いの配当調整額を売買区分を「信用・配当調整」としてプラスの金額で記帳します。

玉帳には資金・利益欄にマイナス金額で表示されます。



過去の記帳の修正


配当調整の過去の記帳が有る時は、記帳画面の金額がプラスの時は科目を「配当」に変更してください。

記帳画面の金額がマイナスの時は科目を「配当調整」に変更し金額をプラスに変更してください。

修正の実行


玉帳画面の該当行の「区分コラム」をクリックします。

記帳画面が開くので売買区分及び配当額コラムを修正します。





尚、記帳の修正を行わない場合は配当の支払い受け取りの内訳は算出されませんが、総額では同額なので必要無ければ修正は不要です。

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