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マニュアル

練行足

練行足の定義


練行足とは株価の変動を捉える新しい手法です。
練行足チャートとは、日本で開発された非時系列のチャートです。
最近まで知りませんでしたが効用が大のようなので技法を改良して株式管理に搭載してみました。

通常の手法


通常の手法では株価の一定の変動額に対して一つ右の座標に表示を移して一定の変動額を刻みとして四角形で表示します。
所定変動額を超える毎に座標の同一幅移動と同一刻み高さの四角形を描いていきます。

株価の変動が刻み幅以内の時は新しい四角形の記入は無くそのままの図形を維持します。

刻みの2倍幅の逆方向の株価変動が有った時は、株価の上昇・下降の反転として、逆方向へ同一手法で描いていきます。

結果として株価上昇期には一定の傾斜角の上昇図形、株価下降期には同一の逆方向傾斜角の下降図形を描きます。

練行足は株価変動に対応して描かれ時系列での変動は考慮されていません。

標準の練行足


練行足の評価


CMAの評価としては、結果としてチャートとしての時系列間隔での視認性が無い、株価の変動は捉えるが変動時点としての時系列での把握が出来ないということでしょうか。

練行足の改良

リニア練行足


練行足を時系列に引き伸ばし立会日との整合を図ってみました。

上段は平均足、下段はリニア練行足です。



リニア練行足の作図


立会日毎に前日株価との差異により刻み幅の整数倍の四角形をその期日に積み上げていきます。
株価差が基準となる刻み幅に満たない時は厚さ0の四角形(つまり直線)を引きます。

株価の上昇・下降が反転した時


刻みの2倍幅の逆方向の株価変動が有った時は、株価の上昇・下降の反転として、逆方向へ同一手法で描いていきます。

練行足刻み


前日株価との株価差の刻みは、等比チャートでも各銘柄で共通した表示となるように株価チャート画面の上下幅の2%の株価変動を刻みとしています。

特に2%の根拠は無いのですが、略妥当な表示を示しています。

練行足の表示


株価チャート画面で、「PgDn(Fn+↓)」Keyで平均足表示となっている時に、更に「PgDn(Fn+↓)」KEYで「練行足」を表示します。



株価チャート画面を立ち上げた時は、標準設定ではレバタラ機能が起動しているので、「PgDw」Keyの連続2回で、平均足表示・練行足の2段表示となります。

平均足・練行足ともに時系列のチャートなので重ならないよう練行足を所定幅下方に平行移動して表示します。

練行足の日足表示・週足表示


練行足は株価変動に伴う仕掛け時・決裁時を読み取るための手法です。

この為短期サイクルの日足・長期サイクルの週足を見比べて通常の4本足も平均足も考量できるように 表示設計してみました。

週足表示


練行足を表示している時に、右矢印「→」KEYで「週足ローソク4本足+週足練行足」->「週足平均足+週足練行足」を交互に表示します。



日足表示


練行足を表示している時に、左矢印「←」KEYで「日足ローソク4本足+日足練行足」->「日足平均足+日足練行足」を交互に表示します。



株価チャートの立ち上げ作法


標準作法として、株価チャートを立ち上げた時に、「PgDn」(Fn+↓)KEY2回で「平均足」と「練行足」を立ち上げ、「SPACE」KEY2回で固定レバタラ仕掛け表示と指南レバタラを表示します。

その後は矢印「→」KEYで週足のローソク4本足・平均足+練行足、矢印「←」KEYで日足のローソク4本足・平均足+練行足を表示して銘柄の値動きを検討・検証します。

練行足の解除


「PgDw」(Fn+↓)Key1回で平均足・練行足同時解除されます。



リニア練行足の評価


標準形の練行足では、Point Figureもそうですが、株価変動の時系列観念が無い為作図表示して見ての自己満足で、機動的投資判断には役立たないと感じられます。

リニア練行足は時系列表示の為、株価の変動・転換点が時系列的に対応して非常に把握しやすいチャートと言えます。

又、平均足と同時表示で見比べるので更に判断が適格となります。

リニア練行足の読み方


赤い四角形が積み上がって行く時、黒い四角形が積み下がって行く時は順調に株価が上昇・下降していると言えます。
株価がチャラ付いている時は真横に一本の赤線・黒線となります。

短い赤横線・黒横線の時は株価の転換点です。
赤横線・黒横線の出た時はその長さがどうなるかはまだ分かりませんが、チャートの上下位置・
RCI・MACD・STCAS等との総合判断で可成りの推測が可能と言えます。

これは株式判断のの強力な武器だ!!

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